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夢幻花
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「何これ?新しく咲いた花?」
「うん、まあそうだ」
「へえ」
「梨乃ちゃんが最初に来た時、芽を出したばかりのがあっただろ。あれが今朝咲いたんだ」
「ああ、あれが」
それは、黄色い花だった。細い花びらが、やや捻じれながら、四方に伸びている。葉も細長かった。植物に詳しくない梨乃には、なん花なのかさっぱりわからない。
「で、結局これは、何ていう花なの?」
「うん、それなんだがね。まだ迂闊には言えんのだよ。」
「え、どういうこと?」
「調べているところなんだ。これからだ。これから」
「じゃあ、ブログには何て書く?」
「この花を載せるのはだめだ」
「え、どうして?」
「詳しいことは言えない。そんなことをしたらえらい騒ぎになる。これはまだ、私と梨乃ちゃんだけの秘密だ。いいね」
あらすじ
謎の黄色い花を育てて、調べていた祖父が殺された。そして、祖父の家からその黄色い花の鉢植えが無くなっていることに気づいた梨乃。そこで、ブログに黄色い花をのせ、情報を求めた。
すると、「黄色い花の写真は今すぐに削除し、ブログも閉鎖されることを強くお勧めします。というメールが届いた。
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📕著者:東野圭吾
📕出版社:PHP文芸文庫
📕ページ数:476ページ
📕おすすめ度:★★★☆☆
それぞれの登場人物の想いや、過去が最後に繋がっていくのが面白かったです。
以上、少しでも本選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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